大阪発の3ピース男女混合ロックバンドDizzy Sunfist
中でもどのアルバムを紹介するか迷ったんですが、今回は1stフルアルバムの「Dizzy Beats」を紹介したいと思います。
なぜ今回紹介しようと思ったかというと、来年の15周年ツアーライブの参戦が決まったからです(笑)
僕はこのアルバムにも入っている「Joking」という曲でディジーに出会ったのですが、それからメンバーの入れ替えもありつつもずっと追いかけてきたけど、中々機会が合わず今回初参戦ってことで、嬉しくてこの記事を書いてます(笑)
まあこの話は置いといて本題に入ります。
こちらのアルバム全体を通して結論から言いますと、気付いたら終わっていたアルバムです。
とにかく曲も流れも速くて勢いが凄まじい。全部で13曲入りなのですが、ほとんどの曲が1分半から2分半の曲が多くパンクの典型で、曲間のギャップもほぼないため、初めて聴いたときは「えっ終わり?」というのが正直な感想でした。
冒頭の「We Can!!」で開幕もあのドラムで勢いをつけ、全員でスタートダッシュを切る。
「さあこのまま始めよう!」という言葉で、27分6秒を一気に駆け抜けるのだ。
Dizzy Sunufistの特徴として欠かせないのが、ボーカルあやぺたの男性にも負けないパワフルなハスキーボイス。
「We Can!!」から「The Magic World」そしてアルバムタイトルにもかかっている「Dizzy Beat」まで、休む間もなく、2ビートに合わせてあやぺたの力強い声が響いているのだ。
そのあとに続く心地いいスカのリズムに合わせた女性らしいキュートな曲「Piece Of Cake」でギャップに思わずやられてしまい、エモくて哀愁漂う「Joking」で感無量になってしまう。
一息ついたかと思いきや、ここからさらに約1分半の曲が、雪崩のように一気に畳みかけて来る。
しかし、ただ速いだけではなく、間奏で全員が口ずさむであろう「To True」や、明るくポップで非常にシンプルなビートとメロディー「Can You Tell Me?」など
速い中でもリスナーを置いていかずに、ちゃんと歩幅を合わせてくれるのはきっとDizzy Sunfist優しさだろう。
そして「My 10h」で少しユーモアも混ぜつつ、最後もフェスやライブで観客が一丸となっている景色がつい浮かび上がる曲「Tonight,Tonight,Tonight」で幕を閉じる。
この記事もアルバムのように、書き終えたのも一瞬だった。
それくらいシンプルで勢いはあるのに、荒々しさよりは一つの音が繊細で、クオリティが高いアルバムになっている。
日頃ストレスが溜まっている方、現実にモヤモヤしてる方、このアルバムを聴いたらDizzy Beatに揺られ、きっと彼女たちの底力に驚き、聴いた後は気分がとても晴れるでしょう。
Dizzy Beats/Dizzy Sunfist 気になった方はぜひ聴いてみてください。